2015年の慰安婦合意の検証が韓国の国内で行われていましたが、合意2周年を前に結果報告を受け日韓両国でも大きな問題が浮上しています。今問題になっている「慰安婦TF」の検証結果を受けた文在寅大統領の声明を翻訳してみました。

翻訳とはいえ素人の直訳のため、わかりにくい点も多々あります。

被害者も民意も不在でトップ会談で決められた合意の瑕疵の指摘を受け、日韓会談の中で再び解決を求めていく構えのようです。しかし、気になるのは外交部はこのTFに対しては距離を置いている模様で、文章からも平昌オリンピックを控える中で日本側への配慮も置かれた文言になっています。

私自身は、この日韓合意で日韓問題の解決は遠ざかったと思っていました。
本文の指摘にもあるとおり、歴史問題は事実の直視から始まります。私たち日本人も、しっかり過去の歴史の事実を直視して、真剣な歴史問題の解決を通した、日韓関係の大きな改善を目指していきたいものです。
日韓合意を目指したトップ会談そのものは重要なものでした。それだけに、この日常的な外交関係を回復して、歴史問題の解決も真剣な解決を目指すべきです。

最後に、安倍首相よ、こんな韓国国民の民意はおろか被害者の意思をも無視したトップ間合意や密約で解決したとは言わせないぞ!

参考
ハンギョレ日本語版 12月26日付 http://japan.hani.co.kr/arti/politics/29344.html
朝日新聞 12月28日付 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171228-00000052-asahi-pol
文在寅大統領ツイッター @moonriver365

(以下、本文)

慰安婦TF(※)の調査結果の発表を見ながら、大統領として重い気持ちを禁じ得ません。

※慰安婦TFとは;「韓日日本軍慰安婦被害者問題合意を検討するタスクフォース」(以下「慰安婦合意」TF)

2015年、韓日政府間慰安婦交渉は、手続的にも内容的にも重大な欠陥があったことが確認されました。
残念ではありますが、避けることができないことです。

これは歴史問題の解決において確立された国際社会の普遍的原則に反するばかりでなく、何より被害者と国民が排除された政治的合意だった点からもとても痛切なことです。また現実に確認された非公開合意の存在は国民たちに大きな失望を与えました。

去る合意が両国トップの追認を経て政府間の公式的な約束と言う責任があるにもかかわらず、私は大統領として国民とともにこの合意に慰安婦問題が解決されていないと言う点を明かします。そして、再び傷ついた慰安婦の被害者の皆さんに心から深いお詫びを伝えます。

歴史において一番重要なことは真実です。真実に目を背けて道を切り開くことはできません。

私たちには痛切な過去に向き合う勇気が必要です。苦痛を受けて、避けたい歴史の出来事ほど正面から直視しなければなりません。

それによって、初めて治癒(慰安婦の受けた傷の治癒)も、和解も、そして未来もはじまるのでしょう。

歴史は歴史のままに真実と原則を毀損せずに手を出すものです。
同時に、私は歴史問題の解決とは別に、韓日間の未来志向の協力のために通常的な外交関係を回復していきます。

政府は被害者中心の解決と国民とともに行う外交と言う原則の下で、早いうちにフォローアップを準備してくれることを望みます。

 

2017年12月28日

大韓民国大統領

文在寅